2005-01-01から1年間の記事一覧

古典文学大系

昨日の続き。 岩波書店の古典大系だが、古書の世界ではどうか。 なんと言っても、旧大系が1000万部、新大系が250万部。これだけ新刊として出ているのだから、当然非常によく目にする本である。 旧大系揃いの販売価格は3−5万ほどだろうか。(以前は…

新大系

昨日の朝日新聞・文化欄に岩波書店の「新日本古典文学大系」(通称:新大系)が完結した記事があった。 全100巻+別巻5。第1回配本から17年かかったという。最後の数年は年に1・2冊の刊行で、かなりもたついた感がある。 ともあれ、どうにか終わった…

傘の自販機

新聞で、「水道橋駅に傘の自動販売機が登場した」との記事を見る。 そうそう、先日の高円寺の飲み会の帰り、水道橋駅で目にしたな。 その時は、酔った頭でチラっと見ただけなので、なんだかよくわからなかったが、傘の自動販売機だったわけだ。 記事によると…

長新太さん

吉祥寺へ向かう。 トムズボックスでは「長新太展 カット」が始まっている。 店に入って驚いた。 いつもは作品が壁に横一列に並ぶ場合が多いのだが、今日は壁一面、下から天井近くまで、長さんのカットで埋め尽くされている。これは圧巻だ。 壁に収まりきらな…

早稲田文学=WB

とある神保町の古書店でフリペになった「早稲田文学」=「WB」を入手した。 既に刊行されているのは知っていたが、神保町の新刊書店やこの手のモノがありそうな書肆アクセスでは見かけない。公式サイトを見ると、配布店リストがあった。新刊書店に限らず、…

装幀雑記

新刊書店で出版社のPR誌をもらってきた。 「本」(講談社)、「本の旅人」(角川書店)など。 出版社のPR誌と言えば「ちくま」(筑摩書房)、「図書」(岩波書店)が有名であり、その2誌は店で定期で取っている。 今回入手したもので目を引いたのは、「…

西神田教会

お世話になっている方のお誘いで渋谷へ。神保町から半蔵門線で渋谷に向かう。 渋谷駅で「アーバンライフ・メトロ」というフリペを入手する。 たまたま手にしたものはクリスマス特集。 教会の紹介があって、御茶ノ水のニコライ堂と西神田の教会が紹介されてい…

武田五一

午後から家族出かける予定があるので、午前中の内に「文京ふるさと歴史館」へ。開催されているのは「建築家・武田五一 文京にたどる、その足跡」。 「武田五一」の名前はこの展示のポスターを見るまでまったく知らなかった。 武田五一の略歴を見ると、西片町…

行列

神保町には行列の出来る店がたくさんある。 古くは半チャンラーメンの「サブちゃん」や「いもや」各店。 カレー屋さんも有名所は列が出来るだろう。 最近では、錦華通りにあるうどん屋「丸香」の列が目に付く。 というものの、ランチタイムのピークは会社員…

山王書房

昨夜、飲み会の帰途、均一で入手した沢木耕太郎の本を早速パラパラと見る。 オっと思ったのは「ぼくも散歩と古本が好き」という章。 沢木耕太郎で古本?と思いながら読むと、なんと大森の山王書房さんについての思い出を書いたものだった。 山王書房さんと言…

均一

高円寺の飲み会に行く途中、古本屋さんがあったので寄った。 店の横が均一棚になっており、1冊100円、3冊だと200円とある。 サーテと棚を嘗め回すよう見るが、実用書や昔のベストセラー中心で、なかなか抜けない。 どうにか沢木耕太郎「バーボン・ス…

書泉

ちょっと買いたい本があって久々に「書泉グランデ」へ。 ここは子供の頃、「行きつけ」の店だった。 少ないこづかいで買う漫画や本は、付加価値の高い場所で買いたいというセコイ(?)気持ちがあって、買うのはいつも「書泉」だった。 他の書店(三省堂や高…

秋葉原

昨日、交通博物館に行く前にヨドバシカメラに寄った。 秋葉原に行くこと自体久しぶりだった。 行っても、御茶ノ水方面から行くと近い石丸電気やラオックスで用を済ませてしまい、駅やその周辺まではほとんど行かなかった。 今回はその大きさなどでニュースに…

Qちゃん

今日は交通博物館へ。 飲み友達の方から来春閉館する話を聞いていた。 加えて息子Rは最近電車に興味を示し始めて、玩具で遊ぶことはもちろん、実物が通るのを街で見ると、「ガタンゴトーン」と必ず指差す。 一度行ってみようとなった次第。 着いたのは昼前…

行きつけ3

昨夜も飲み会。 (かなりの頻度で飲みに行ってますが、たまたま重なっただけです) 東京堂書店1階で待ち合わせ。 ここは適度に空いていて、見通しもよく、待ち合わせに良い場所。 ウィンドウのランキングを見ると、今週新刊がいくつか出たようで、坪内さん…

晶文社

月に一度チェックするサイトに「晶文社ワンダーランド」がある。 http://www.shobunsha.co.jp/ 新刊情報、トピックスはもちろん、石田千さんの読み物が楽しみだ。 今月の更新で、読み物コーナーに新連載が3つも始まった。 1つは雑誌sumus(スムース)でお…

1位!

先日「浅野屋」での飲み会に行く際、東京堂書店の前を通った。 ウィンドウをチラッと見ると、オオッ、坪内祐三さんの「極私的東京名所案内」が1位になっている! この本は、本好きの情報探求誌「彷書月刊」の発行元である「彷徨舎」による単行本だ。「彷書…

解体工事

古書会館裏の明治大学校舎が取り壊された。 少し前から解体工事を始めていたが、今日で地上部分はほぼ無くなっていた。 隣のミズノ本社側面が晒され、後ろに古書会館の角が少し見える。 建物というのは、壊し始めるとアッという間に無くなるものだ。 明大は…

行きつけ・その2

昨夜も飲み会。 場所はすずらん通り「浅野屋」。 書肆アクセスの数軒先にある正統派居酒屋だ。 利用するようになったのは改装してから、つまり今年からだ。 ここも「八羽」同様、それまでどうして行かなかったのか、激しく後悔している店だ。 創業は昭和32…

行きつけ

昨夜は飲み会。 場所は「八羽」。 2年ほどくらい前から行き始めてから、どれほど来ただろう。 いつの頃からか名前も覚えていただきました。 それまでは、よく店の前を通っていたにもかかわらず、 なぜか入ることはなかった。 中の様子は見えないし、高そう…

学術書=限定本

数ヶ月に一度見るサイトに岩田書院さんのサイトhttp://www.iwata-shoin.co.jp/がある。 この中の「新刊ニュースの裏だより」が目当てだ。 (この「裏だより」がまとまって『ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏』として無明舎から刊行された) 学術書、専門書…

「ブ」

北関東の某市へ妻子を迎えに行く。 古本まつり期間中の1週間は、朝早く出て夜遅く帰るのが続くので、家事育児などに全く協力できない。里帰りした方がお互い楽なので、東京見物に来た義父母にそのまま連れて帰ってもらった。 妻の実家に行く際は、車にいら…

欠本

先日、とある100円均一台で「倉橋由美子全作品」の第7巻を見つけた。 これでやっと揃う。 1冊欠の「倉橋由美子全作品」が階段横のヘッコミに居座るようになって、何年経っただろうか。 何か本口を買った時に混じっていたもの。これが1・2冊のバラのみ…

通常モード

先週で神田古本まつりも終わり、通常モードに戻る月曜日。 ここ3週間に渡って、催事やその準備でバタバタして、 この日記を書いていなかった。少し過去に遡って書こうと思っている。今日はスカっと晴れた。古本まつりの売れ残りを均一に出す。 ウチではあま…

月の輪書林さん

市場への途中ですずらん通りのT堂書店に寄る。そろそろ「月の輪書林それから」が出てると思って。 ありそうな正面の島には見当たらない。あれー変だなと探してると声をかけられた。Gさんだ。今日も紙袋いっぱい買っている。書評の仕事をされていて、毎日の…

K書房

H県の学生から注文してもらったのだが、1人だけS全集でなくK全集だった。こちらも既に新版が出ており(と言っても20年以上前だが)、それは常備しているが、あいにく旧版のは在庫は無かった。知り合いのK書房さんに社長がお願いしていたようで、昨日…

H県

H県の先生よりご注文。ゼミの学生さんのテキスト用に某文豪の全集を。 もう何年になるだろう。私が店に入る前からかもしれないが、この先生は自分のゼミの子達に全集を買わせる。主にI書店のS全集を。この作家には色々なバージョンの全集が出ていて、出版…

早稲田

早稲田の古本市に行って来た。年に一度の青空古本祭。青空の名にふさわしく東西線早稲田駅近くの穴八幡境内にて。 閉店後に行ったためと、次の用事があって、あまり落ち着いて見られなかったが、多少拾えた。 この「拾う」も個人的によく使うが、はたして古…

大市

今日は一新会の大市。と言ってもなんのことやら。 まず古書の市場は、神田小川町にある東京古書会館で行われています。 (正確にはここは本部で、都内に東西南北各支部でも小規模にやってます。)駿河台下交差点を少し御茶ノ水方向に上ってすぐを右に入った…

飲み会

今日は古本仲間との飲み会だった。皆さんお勤めの方で、古本は趣味。これも変な言い方で、読書もしくは古本屋めぐりが趣味。古本販売を生業としている私は趣味と言っていいのやら。少々場違いなのだが、これもちょっとした縁で始まった。共通してるのは、職…