早稲田

早稲田の古本市に行って来た。年に一度の青空古本祭。青空の名にふさわしく東西線早稲田駅近くの穴八幡境内にて。
閉店後に行ったためと、次の用事があって、あまり落ち着いて見られなかったが、多少拾えた。
この「拾う」も個人的によく使うが、はたして古本用語と言っていいのだろうか?以前「抜く」について書いたが、「拾う」はやや弱まった言い回しかな。説明するのが難しいのだが、そこには「抜く」と比べて、積極性、掘り出し物、高揚感は余り無い。何となく買った時や安いものをより安く買った時などに使う気がします。もちろん、その辺に本が落ちているわけではありません。
先月書肆アクセスで行われていた「岡崎武志さんが選んだ書肆アクセスの16冊」というフェアで、早々に品切れになっていた本が安く見つかり嬉しい。この背を見た瞬間はスパっと手が出て、正に「抜く」かも。
早稲田でおなじみ古書現世さんの日記を拝見すると、午前中・午後は初日+土曜ということもあって凄い人出だったみたい。補充がおっつかないってんだからうらやましい。しかし何と言っても早稲田と言えば「雨」。必ず会期中に雨が降る。その昔行った時はまさに大雨で、まだ舗装してない境内で皆さんスコップや何やらで溝を掘っていた記憶がある。週間天気予報だと来週の頭は曇りや雨マーク。週末に売れて売れすぎることはないのだ。