武田五一

午後から家族出かける予定があるので、午前中の内に「文京ふるさと歴史館」へ。開催されているのは「建築家・武田五一 文京にたどる、その足跡」。
武田五一」の名前はこの展示のポスターを見るまでまったく知らなかった。
武田五一の略歴を見ると、西片町を開発した福山藩の出で、西片にある求道会館という古い建物や言問通りをまたぐ陸橋のデザインもしたようだ。
ちょうど今月、京都に行った際、現地でガイドをしていただいた方と平安神宮の前を歩いていると、そばに立つ京都市立図書館の建物を指し、「このデザインは武田五一です」と唐突に言われた。
その時は武田五一=そういや文京区で展示をやってるな程度で「はあ」と間の抜けた返事をしただけだった。
京都は武田氏の作品が多く残っているとは展示を見て知った次第で、そういえば、とあるギャラリーから百万遍知恩寺を目指す際、京大構内を通り抜けたのだが、そこでフト見上げた時計台も武田氏のデザインだった。(武田五一は京大建築科の創立者でもある)他にも、京都市役所やらいろいろあるようだ。
普段街を歩いてボンヤリ見ている建物も、そういうことを知ってるだけでちょっと楽しみが増えるというものだ。