均一

高円寺の飲み会に行く途中、古本屋さんがあったので寄った。
店の横が均一棚になっており、1冊100円、3冊だと200円とある。
サーテと棚を嘗め回すよう見るが、実用書や昔のベストセラー中心で、なかなか抜けない。
どうにか沢木耕太郎「バーボン・ストリート」と尾辻克彦の本を選んだ。
あと1冊分タダで選べるわけだが、これが厳しい。
2度、棚を往復したがダメだった。
店に入ろうと表に廻ると、そこにも均一台があった。こちらは文庫が1−3冊100円とある。
こちらはサクサクと6冊選べた。
この○冊○百円というシステム(大抵3冊)は、ひとまず1冊選んだあと、結構選べない場合がよくある。
また逆に3冊すぐに選べて、4冊目をうっかり掴んでしまうと、また次のセットを選ばなくてはいけないこともある。
別に無理に3冊選ばなくても充分安い場合が多いのだが、なぜか選ばなくてはいけない強迫観念に取り付かれる。
神保町のK書店さんのガレージが有名だが、ここは500円だ。
この500円というのが結構くせもので、1冊2冊ではちょっと高い気がする。
3冊だと割安感が出る。
というわけで、どうしても3冊選ぼうとガレージをウロウロしてしまうのだ。