梅雨

平年より1週間遅れで梅雨入りしたそうだ。週の半分くらいが雨マークだが、降る雨は夕立のようにザッと降ったりで、なんともハッキリしない。均一が出せないのがいらだたしい。
ちょうど枇杷の季節である。田舎が枇杷の産地で、おすそわけをいただいた。かねてより本ブログで書いているように、白山通り及び周辺の植え込みには枇杷が多い。ちょっと目線を上げれば、オレンジの実が濃緑の葉の中に見えるはずだ。少し前のデイリースムースで「ちぎれ雲」(新村出甲鳥書林)の装幀が取り上げられていた。「百花譜」でおなじみ木下杢太郎によるもので、実にあざやか。初版・函付きでも比較的安価に入手できる。裸本なら数百円であるかもしれない。この装幀だけでも贅沢な気持ちを味わえる。蘊蓄さんによると内容も良さそうだ。
同じく神保町界隈の植え込みでこの時期目にするのは紫陽花。普段は気にしないが、6月は青や紫の花をつけアピールしている。靖国通り八木書店さん前の紫陽花が特に立派だ。
昨日も北京亭は半シャッター休業。今日は定休日のためかシャッターは降りきったまま。噂ではこのまま閉店ともきく。見守りたい。