立ち喰い蕎麦

今日は昨日と違って風もなく、天気もよく気持ちがいい。出先の飯田橋方面から自転車で戻る途中、とある改装工事現場に出くわした。目白通りを九段下の手前で左折して、専修大学の方に向かう通りから少し裏に入ったところ。通りの反対にはいつも行列のラーメン店「斑鳩」がある。その工事現場はかつて蕎麦屋さんだったところ。普通の立ち喰い蕎麦屋で、天ぷらが数種類あって、注文を受けてから麺をさっとゆで、盛るだけのスタイル。カウンターに椅子があるなので立ち喰いではないが。何でこんなわかりにくい小さな店を知っているかというと、むかし社長から教えられ、何回か行ったからだ。朝7時くらいから開いていて、朝食代わりに食べたっけ。ここもタクシーの運転手さんや、近所の印刷所や会社の人によく利用されていたみたいで、いつ行っても結構混んでいた。蕎麦以外で皆さん必ず注文していたのがおにぎりとのり巻き、稲荷。おにぎりは色々と種類があった。
先のルノアールとの共通点は、どちらも客層のほとんどはおじさんだということ。近くに再開発で巨大なオフィスビルが出来たこと。昼間の人口は増えたはずだが、大手チェーン系の飲食店も再開発ビルと併せるように周辺に出来るためか、最終的には個人経営や地味な所が閉めてしまう状況になっている。