古書展

市場の合間に古書会館の地下に降りる。
金曜の朝はごった返している古書展も、遅い午後であればゆっくり見られる。今日の古書展には、珍しい本は高く、それ以外はバッサリ安いA書店さんが出展している。このA書店さんが参加している時は、10時前の行列が長いとか。またお客さんは開場と同時にその棚に殺到して、二重三重の囲みが出来るとか。ともあれ午前中の喧騒が無かったかのように補充も済んだ棚をゆっくり見る。確かに安い。200−300円で色々買える。ちょっと状態が悪いもの(蔵書印、函・カバー無し、書き込み有り、重版など)が安いのだ。完本でなくとも、戦前の黒っぽい本を楽しむ人には、こういう価格帯は魅力的だ。もう1店K書房さんも、白っぽい人文書(特に全集の端本)を格安で出している。こちらも「読む人」にはオススメだ。