サノシゲ再び

ryoryo232008-08-23

6月の「佐野繁次郎の装幀モダニズム展」でお世話になったNさんが来店。季刊「銀花」の最新号(2008秋155号、25日発売)をいただく。佐野繁次郎の記事がたっぷり(14頁、半分はカラー)掲載されている。記事は横光、文字、パピエ・コレ、藍、女性という切り口での装幀本の紹介、林哲夫さんの文章、佐野の甥・鹿野氏の談話で構成されている。書影はNさん所蔵のもので、さすが「銀花」。どれもきれいに撮れている。自宅の食卓の上で撮影されたとは思えない。
他には、「前掛け」についての記事と荒川洋治さんの黒田三郎についての文章が良かった。新刊書店ではなかなか目にしない「銀花」だが、古書店ではよく見かける。杉浦康平さんの表紙も変わらず。