雨の長い一日

連休最終日。見たかった催事、展示を一気に片付けるべく出発。外はあいにくの雨。まずは池袋の「外市」。池袋駅から少し離れたところにある往来座さん。ゆるやかな坂を下りながら、あれまだかなと少々不安になる距離を進むとシュッシュッ怪しげな音が聞こえる。旅猫雑貨店のお兄さん「研ぎ猫」さんの包丁を研ぐ音。午前中で雨とあって人は少ないが、それでも10人ほどのお客さんが外や店内にいる。昨日は初日晴天なのですごい来場者だったとか。補充がされたのか、欲しいものがたくさんある。
続けて目指すのは京王線芦花公園駅世田谷文学館で「向田邦子展」が開催中。いつもは常設展が2階で企画展は1階だが、今回は入れ違えてある。広い2階をたっぷり使って充実の展示。かごしま近代文学館、実践女子大に収められた遺品類がたくさん出品されていた。印象に残ったのは有名な「う」の引き出しとか。山口瞳の弔辞など。「銀座百店」に掲載された原稿もかなりの点数が並んでいた。この頃になると雨は土砂降りだが、文学館には幅広い年齢層の方が多く来場していた。
そこから下高井戸経由で世田谷線に乗り、終点の三軒茶屋まで。キャロットタワー内の「生活工房」で「活版再生展」。途中