本郷館

昨日の朝日新聞夕刊に本郷の下宿「本郷館」の結構大きな記事があった。なんでも近々取り壊しになりそうだとのこと。本郷通りからは、ちょうど森井書店さん横の路地を進めば、この建物にぶつかる。圧倒的な存在感。明治38年築。木造3階建て。正面からはもちろん、横の道は下り坂になっており、そちらから見上げるとさらにその大きさが味わえる。現在20数人ほど住人がおり、2月には本郷館近くの求道会館でシンポジウムが行われ、保存維持の動きもある。ただそういう流れとは別に、持ち主はあくまで立て替えの方向らしい。確かに老朽化という点ではその通りだが。この手の木造の家は、解体となったらあっというまだ。日曜の一箱古本市に行く途中によく見ておこう。