茂田井武展

朝から雨。しかし今日は出かける。1ヶ月、2ヶ月と長い期間の展覧会はいつでも行けるからと予定を後回しにしがち。そうすると、大抵会期の終了が迫り、結局行けなくなることもしばしば。9月末から始まっていたちひろ美術館の「没後50年 茂田井武展」も気づけば来週で終わりだ。数年後が生誕100年ということで、そこで大々的に展覧会を行うと聞いた。今回はそれへの布石か。ちひろ美術館のこじんまりとしたスペースにあったコンパクトな展示だった。しかし普段目にすることが出来ない挿絵の原画や自分の子供のために作った手作り絵本、画帳など、濃密な内容。じっくりなめるように見入った。雨は本降りな上、駅から遠く、住宅地のわかりづらい場所にあるにもかかわらず、来場者は増えるばかりだった。