スムース文庫

神保町・書肆アクセススムース文庫の最新刊「加能作次郎 三冊の遺著」(松本八郎)が入荷したとネットで見て、早速入手した。かねてより松本さんがこのテーマを探求されていたことは、スムースなどにて拝見していたが、今回は書き下ろしを加えて内容は盛りだくさんである。書影、脚注をふんだんに掲載して、牧野書店、櫻井書店、大理書房の3社とそれぞれの社主にじわじわ迫っていく。どれも少ない資料からなので詰めきれない部分はあるが、このような形に残すことで、次へのステップに繋がることだろう。
櫻井書店に関しては息子さんが評伝を西田書店から出すと、「彷書月刊」の座談で坪内祐三さんがコメントしている。西田書店のサイトにも記載がある。これは楽しみだ。